那覇・安里になるカジュアルすぎるフレンチのお店「Koba’s」(コバズ)に行ってきました。
こちら、1月に試食会に招いていただいていましたが、その時から提供しているテビチ汁がやっと完成したということで…
って、前回は店内飲食のみで1,000円という内容でしたが、テイクアウトもアリで500円になっていました。
なんでも、コバズのマスターは本物のテビチ汁を作りたくて、それを食べて喜んでほしい「おばあ」たちが、1,000円だとなかなか食べに来られないとかで…
テビチ汁(500円)
ご飯とピクルスもついて500円です。ピクルスの量が半端なく、途中で無くなる心配はないので、どんどん食べていきましょう。
塩味のテビチ汁はシンプルだけど、まろやかでおいしいです。臭みはなく、ところによっては少しコラーゲン部分がクドく感じられる人もいるかもしれません。そんな時はピクルスを食べましょう。
ちなみに、脂分は少ないです。何日かかけて調理している間に、浮いた脂はどんどん取ってしまうのだとか。(それがラードになるそうです)
じっくり煮込んでいるので骨の中までトロットロです。圧力鍋で調理すると時短にはなるそうですが、匂いが残ってしまうんだとか。
昔ながらのテビチ汁を知っている方には、この味が「本物!」と思うらしく、これまでに食べたおばあや、おばあが作ったテビチ汁を食べてきた人にも好評だそうです。
テビチの他には、レタスや大根が入っていますし、ピクルスは人参、きゅうり、セロリで構成されているので、野菜もいろいろといただけます。
あと、大事なのが昆布です。スープのベースになっているのはもちろん、食感などでもいいアクセントになっています。
ご飯は多めに取っておいて、後半はテビチ雑炊としていただくのがオススメです。
テビチ汁の中にはない、ご飯の甘さが感じられて、これがまた美味しいのです。
というわけで、フレンチのシェフが「この味を伝えたい、残したい」という想いで本気で作ったテビチ汁でした。ごちそうさまでした!
500円というリーズナブルなお値段なので、ぜひ本物のテビチ汁がどんなものなのか、味わいに行ってみてはいかがでしょうか?
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