今日のランチは浦添にあるブエノチキンに行ってきました。
食事風景、こんな感じです…
いやいやいや… 実は、試食的にいただいているんです。
…話は3日前にトサカのぼります。
拝啓、廃鶏が好きなんです。
私、以前、東村でいただいた廃鶏(ハイケイ)のBBQが美味しくて、いつでも廃鶏を食べるチャンスを探しているんですが、八重瀬町にある「アグリハウスこちんだ」で名古屋コーチンの廃鶏が売っていると聞き、早速行ってきました。
たしかに売ってた。しかも、丸鶏で1,000円。廃鶏だけど名古屋コーチン一羽なので高いのか安いのかわかりません。
ちなみに、廃鶏ってご存知ですか?
廃鶏とは、採卵期間を終えて鶏舎から出される廃棄用の雌鶏のことです。 まだまだ産卵もできて健康ですが、飼育コスト削減などの経済的理由により、と畜、解体されます。肉用種のブロイラーや地鶏は採肉が目的なので、肉にするとき廃鶏とは呼びません。
引用:廃鶏(はいけい)とその利用 – 畜産Zoo鑑
つまり、2年間くらい卵を生んだ後の雌鶏が廃鶏になるんですね。廃鶏は肉質が固く、よく言えば歯ごたえがあって、個人的にはそれが好みだったりします。ということで、今回はDEEokinawaさんにも加わっていただき、名古屋コーチンの廃鶏と名護・羽地の廃鶏「羽地鶏」の2種類をブエノチキンに持ち込んでみました。
ブエノチキンのニ代目・ブエコさんと先代・コーエイさんが受け取ってくれました。ちなみに名古屋コーチンは1,000円でしたが、羽地鶏は350円とのことで、約3倍の値段の差がありました。
ブエノチキンの詳しいレシピは秘密(なはず)ですが、チキンをタレに漬け込む時間が2日間は必要、とのことで…
この日はチキンをお預けして退散…
そして、今日。
廃鶏でブエノチキン
ブエノチキンに到着すると、ちょうどチキンがこんがりと焼きあがったところでした。通常、2時間くらいで焼き上がるそうですが、廃鶏は身が締まっているからか、1時間ほどで焼き上がったそうです。
こんがり焼けたチキンを…
カットしていくんですが、すでにここでお肉が固くて、カットがとても大変そうでした。
普段は片手でできるカットが両手を使わないとできない部分もあったり…
この状態までくると、見慣れたブエノチキンという感じになります。
カットが終わったらいよいよ…
ハイパー試食タイム!
左が羽地鶏、右が名古屋コーチンですが、見て目ではわかりません。
DEEokinawaのやんばる太郎さん、ブエノチキンのスタッフの皆さんと一緒に、2種類の廃鶏ブエノチキンをいただいていきます。
まず、何よりも皮が固くて、身が締まっているというか、繊維質の密度がすごいです。柔らかさみたいなものは無い、といった感じです。皮はぷるんとしつつも歯ごたえがあるので、おつまみとしては非常に優秀だとも思います。
あとは、腱とか筋とかが本当にしっかりしています。これで楽器でも作れそうなくらいにしっかりしてます。でも、ケンタッキーとか食べてて、軟骨の部分が好きな人はハマる気がする、そんな硬さです。
普段のブエノチキンの味がとても美味しいので、鶏肉の臭みみたいなものはなく、味は美味しいです。ただ、顎が大変な感じ…
さて、名古屋コーチンと羽地鶏、値段の差は3倍ありましたが、やはり名古屋コーチンの方が人気でした。鶏の味がふくよかなのと、多少ですが肉質が柔らかかったです。
今日はノンアルビールをいただきましたが、ビーチパーティーとかBBQとかでお酒を飲みながら食べるのには、いい意味でクセがあって良いんじゃないかと思いました。
固いね、しっかりしてるね、歯ごたえがすごいね、という感想もある中、満場一致でポジティブな感想だったのが、皮の美味しさです。カリッとしつつ、プリップリでコリッコリなんですよね。
これだけ食べてたい、むしろ身はおまけ、くらいに感じるほど、他にはない食感と美味しさを感じることができました。
ネガティブ、なのかどうかはわかりませんが、お箸とかで綺麗に食べることはできない、ということもわかりました。骨と肉が綺麗に剥がれないんですよね。鷲掴みでかぶりつく、そんなワイルドなブエノチキンになりました。
ブエノチキン初の廃鶏バージョン、今回は特別にお願いして作っていただきましたが、おつまみとして全然アリ!と個人的には結論づけたいと思います。特におつまみの食感が大事なビールとの相性は抜群で、どこかのタイミングでビールとワイルドなブエノチキンのイベントでもやりたいなぁ、と思ったくらいです。
ということで、皆様、いかがでしょう? ブエノチキンTypeワイルド、食べてみたいですか?
ちなみに、後日、名古屋コーチンの廃鶏をビアバーでアレンジ&ペアリングしてみました。こちらもぜひご覧ください。
関連記事:名古屋コーチンの廃鶏をビアバーでアレンジ&ペアリング
[関連リンク]
ブエノチキン浦添(公式サイト)
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