3月30日は「#沖縄家系の日」です。
沖縄家系の日とは…?
沖縄ラーメンの火付け役のひとり「沖縄武蔵家」の創業者・藤崎育弘さん。沖縄のラーメン文化普及に尽力しつつも、2020年3月30日に志半ばでこの世を去りました。その恩に報いようと、有志の店主らが翌年の命日に家系ラーメンの限定メニューを販売したのが「沖縄家系の日」のはじまりです。今年は参加店舗が沖縄県内外で45店舗、沖縄ファミリーマートとのコラボ商品が出たり、SNSでトレンド入りするなど、認知が広がっています。
僕は「育(いく)さん」と呼んでいて、お店に足を運ぶのはもちろん、一緒に飲みに行くこともありました。そんな縁もあって、沖縄家系の日のサポーターをさせていただいています。
が、運命はいつも予測不可能です。僕はちょっと前に虫垂炎を患ってしまいました。なんとか薬を飲みつつ、お腹にやさしいものを食べて備えてきました。問題は当日、どのお店のラーメンを食べに行くか… できるだけお腹にやさしいものにしておこう、なんて考えていました。
そして… 前日にこんなツイートを見たからでしょうか…
育さんの夢を見ました。どんなシチュエーションだったかは覚えていないんですが、育さんから「え、まだうちのラーメン食べてないの?」と驚かれました。
朝起きて調べてみると、育さんのラーメンを初めていただたのは2016年。そこから5杯のラーメンをいただいていますが、すべて限定メニューでした。
僕は育さんの家系を食べていなかったんだなぁ…
なんだか申し訳ない気持ちになりつつも、どのお店のラーメンを食べに行くかは、まだ決めてはいませんでした。そして、いろんなお店の沖縄家系の日メニューがどんどん発表されていく中、飛び込んできたのがこちら。
ジョギングをしながら、このツイートを見たんですけど、ちょっと泣きました。
ということで…(前置きが長くなりましたけども!)
那覇・牧志にある「Ramen武蔵家」にやってきました! お子サマーがこれまでに食べたベストラーメンは「Ramen武蔵家」、ということでお子サマー、そして育さんと交流があった奥サマーも一緒に、家族でやってきました。
オーダーはもちろん「あの家系ラーメン」です! オーダーしてから待つ間、店内に漂う豚骨臭に、どんな濃いラーメンが出てくるのかと期待が膨らみます。
来ました、吉祥寺盛り! 弟さんがやってきて、当時の味を再現してくれるということで、弟さんのお店がある吉祥寺盛りと名付けられています。青菜はほうれん草ではなく、当時のスタイルに合わせて小松菜になっているとのことでした。
スープを啜ると、意外とあっさりとしている印象で、べとつく感じはありません。塩っけはありますが、スイスイ飲めちゃいます。やはりラーメン屋さんが多くなるのにしたがって、どんどん個性を出して差別化していかなければいけないのかな、なんてことを考えつつ…
麺は太麺、程よい噛みごこちで、スープとは違った麺の美味しさが味わえます。
いつも家系を食べるように、海苔と青菜を巻き込んで、しっかりとスープを染み込ませていただくのもまた美味しい!
チャーシューは大判で、脂もしっかりと見えますが、こちらもクドなくて美味しかったです。
途中、おろしニンニクと豆板醤を入れて、パワフルに味変を楽しみます。
入れる前も美味しかったけど、入れるとさらに美味しくなるんですよね〜。家系ラーメンに求めているものがここにはある!という感じです。
お子サマーの麺を少しもらったり、奥サマーのお肉を手伝ったりして、一杯ですっかりお腹いっぱいになりました。
結局、育さんのつくった家系は食べられていないけど、それに限りなく近い原点の味をいただけて満足です。ごちそうさまでした!
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