いつもいろいろなラーメンを提供している「麺狂浪人 卍」で、ちょっと珍しいサザエ出汁のラーメンが食べられる、ということで…
珍しいなら食べてみたいと行ってきました。大和サザエとありますが、沖縄のサザエはトゲ? 角? が無いんですよね。なので、わかりやすく大和サザエとなっています。関東で育った僕は、サザエといえばトゲがあるイメージです。
磯の香りがあった方がいいかな、ということで海苔を、さらにいつも美味しいレアチャーシューをトッピングしてみました。
サザエのトゲよろしく、5枚の海苔が器から飛び出しているのがいいですね。
まずはスープを啜ってみると、サザエはそこまで感じず、マイルドな醤油味という印象です。麺はしっかりとしたパッツン細麺です。
考えてみれば、サザエ特有の味わいってあまり印象がなくて、少し磯っぽい、香ばしさが特徴なのかな、と思ったり。
具材として、サザエのうま煮と肝ソースがのってます。サザエの旨煮をいただいて、サザエの味わいを反芻しつつ…
肝ソースはスープに溶いて、麺と絡めていただきます。肝のほろ苦さがありつつも、少しオイリーな雰囲気も出てきました。
後ほど伺ったところ、肝ソースにはオリーブオイルとポルチーニ茸も使っているそうで、それでオイリーな雰囲気が出ていたようです。
で、このオリーブオイルとポルチーニ茸がもたらした効果がありまして、それが動物性タンパク質の美味しさ、というか…
肝の食感に似た黄身を持つうずらの玉子、そして香ばしさと旨みの加わったチャーシューがとにかくうまいのです。
味変は軽く胡椒を振って醤油を際立たせてみました。このラーメンには海苔が合うかと思いましたが、海苔よりもチャーシュー追加が正解でした。
卍のレアチャーシュー、美味しくて好きなんですが、それがさらに美味しくなるってことがあるんですね。
ということで、ごちそうさまでした! 最初はサザエってどんなだろうと思っていただきましたが、最後はラーメンとしての完成度にうなった一杯でした。
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